光のスピードで大きくなる娘と、バスの中の「お疲れさまです」に癒された午後

雨の日 子育て
雨のひ

雨だ。

寒い。寒い。

10月の頭まではあんなに暑かったのに。

秋がそのうちなくなるって聞いたことはあるけれど

そうなる日もそう遠くはないかもしれないなあ。

出かける前に限って色々と気になるモード突入

今日は娘の参観日。

学校へ行くときは、電車とバスを使う。

いつも娘が朝早く出ていって、遅くまで部活をして、

帰るときに乗っている電車に乗る。

電車となると、困るのは服装だ。

うっかり長袖着ちゃって、

尚且つ上着なんて着てしまった日には

電車の中で暑い暑いとなるのが目に見えている。

難しい。この時期の服装。

車なら上着がなくても行ける。

しかし電車移動となるとそうはいかない。

冬服を選ぶのはワクワクするけど、

暑くて上着を脱いでしまうと荷物が増えるし、

雨の日は傘もあるのでさらに荷物になる。

あ、雨なら靴に防水スプレーもかけなきゃじゃん

あ、猫のトイレと、お水も変えて、

あ、そういえばこれを出るまでに洗濯しておこうかな、

あ、そろそろ爪ものびてきてるから切ろうかな

あ、掃除機もかけないと

植物たちに霧吹きかけて・・・

なんていろいろ考えている間に、もう出発時刻を5分すぎている。

一時間半前には準備を始めたというのに、

なんでこんなに時間が過ぎるの早いのか。

そういうときに限って色々と思い出して、

普段マメじゃないところまでマメになったりなんかして。

しかし気づいてしまった以上まあいいやとなれない。

そうして結局、毎回駅まで走るハメになるのだ。

子供の成長は光のスピード

毎日この混んでる電車に乗って、

重い荷物を持って、朝も早く、夜も遅く、

バスに乗り換え、乗り継ぎの悪い日には駅を変え、

徒歩も交えて通っているのか。

私が通っていた学校は地元の駅からたったの二駅で

下手すれば自転車で通える距離にあった。

なので高校に行くのにそんな苦労をして通っているのが

すごいなあと思ってしまう。

電車に揺られて娘が毎日通う道を辿る。

授業参観や保護者会くらいしかこうやって学校に行くことはないが、

娘が毎日見ている景色をなぞっているようで、(多分眠くて景色とか見ていない笑)

新鮮、というか、少し楽しいのと、嬉しい。

娘はとってもマイペースな子で、尚且つ家でのんびりするのが大好きな子なので、

アクティブな遊びはしないというか、

地元でほとんどのことは解決するし、

友達と一緒に電車でお出かけとかはあまりしていなかった。

なので電車にも数えるほどしか乗っておらず、

中学になって英検の二次試験で

初めて一人で会場に行かなくてはならなかったというときには、

かなりのテンパリ様だった。

普段しっかりもので肝が座っているタイプだが、

電車はかなりの恐怖らしい。

とりあえず、スマホを駆使して説明をし、行き方をレクチャーした。

なんとか行けそうだと頭に叩き込んだ娘だったが、

試験当日、そろそろ家を出たかなーと仕事中考えていると、

娘から連絡が。

娘

やっぱり無理!私もう試験には行けない!!

えぇーっ!!!めっちゃパニくってる。

でも、電話をしてなんとか、落ち着かせ説得して、

乗り換えをこなし、無事試験は終了。

無事一人で乗り越えた娘は、

帰りカフェでパフェを食べたり、

帰りは行きと違う駅を利用してショッピングモールに行ったりと

すっかり一人お掛けを満喫していた。

「1日でこうも成長するのか・・子供という生き物は。」

と感心した。

そんなことがつい最近あった様な気がしたのに、

今ではこんなに毎日電車やバスを乗りこなして、

いろんな景色を見て

あっという間に大人になっていくんだなあ。

授業参観を経て、

帰りのバスの中のこと。

運転手さんのアナウンスをよく聞いていると、

「ありがとうね」

「雨だから足元お気をつけて」

「バス停の足元が悪いので、少しバス停からズレたところに止まります」

「お疲れ様です」

など、通常のバス内のアナウンスでは聞かない言葉たち。

車内をよく見ると、地域的なものなのか、

親子が1組、あとはお年寄りの方が大半だった。

一人一人にあった言葉をかけている感じだ。

以前娘が、

娘

今日めちゃくちゃ疲れてたんだけど、バス降りるとき運転手さんがね、

「一日お疲れ様でした」って言ってくれて、すっごく癒されたんだよ。

と言っていたことを思い出す。

ああ、きっとこの人だな。と思った。

癒されるな。心があったまるという感じ。

こういう仕事ができる人はきっと

この仕事が好きな人なんだろう、と思った。

そういう人は、周りにいいものを循環させる。

娘

でもね、みんながみんな優しいわけじゃないの。

ブチギレてくる運転手さんもいる。

そうね、運転手さんもみんな人間だし、

怒りたくなることもあるわなー。

こうやって、いいことも嫌なことも色々含めて

子供は親から離れたところで外の世界でいろんなことに触れて、

いろんなことを学んでいくんだな。

いいことも悪いことも全て栄養になっていく。

だから少し離れたところで、見守る。

何より人の優しさに癒される、気づける子に育ってるのが、

母としては嬉しい。

そんなことを思っていたら、到着。

「いつもありがとうございます」

と小さく言ってバスを降りたのだった。

おまけ

Screenshot

いろいろまなんでます

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